不思議な国 日本 盛 雪 梅
みなさん、こんにちは。 私は、盛 雪梅と申します。中国か
ら参りました。 どうぞ、よろしくお願いします。
私は日本に来て、もう4年になりました。 外国人の私は、こ
の4年間に、いろいろ不思議なことを目にしました。
一番印象深いのは、日本に来たばかりの時でした。 その時、
私は仕事の関係で、毎日通勤に電車を利用していました。 そこ
で、偶然、周りで立ったまま寝ている人を見ました。
その後、よく観察してみると、毎日同じような人たちを見まし
た。時には「ぐうぐう」とイビキをかいている人さえいました。
初めのころは、とても奇妙に思いましたし、大きな声で笑いたい
気持ちでした。 しかし、日本にいる時間が長くなりましたら、
だんだんと理解できるようになりました。
日本は私の国とくらべて、生活のリズムがとても速く感じられ
ます。まるで毎日、機械のように頑張らないと社会から取り残さ
れてしまいそうです。そして、物価も、とでも高いので、仕事を
一生懸命しないと高額の生活費を払えなくなります。だから疲れ
ていると思います。それがわかってから、日本人の頑張る気持ち
が素晴らしいと思うようになりました。私も、この社会について
こられるように頑張りたいと思います。
そしてもう一つ不思議なことは、レストランで白いご飯とラー
メンや餃子を一緒に食べる人をよく見かけることです。
非常に面白い組み合わせだと思います。 私の国では餃子はそ
れ自体主食になっています。 日本のようにおかずの代わりに食
べる人は、見たことがありません。 ずっと前から日本人は餃子
とラーメンが好きと聞いてましたが、おかずの代わりに食べると
思いませんでした。
でも、国が違うと文化や習慣も違います。今では、日本へ来た
時、不思議に思ったことも、理解できるようになりました。そし
て、もし私が自分でも気がつかないで、電車の中で立ったまま寝
たり、白いご飯と餃子を一緒に食べたら、その時は私も、日本人
に近づいたのかもしれません。
以上が私が日本に来て不思議に思ったことです。 どうも、あ
りがとうございました。